茨木市の子どもプログラミング教室プレスタ

小学生ロボットプログラミング(月2回コース)

コース内容受講料・開講日講師紹介アクセス

遊び感覚でプログラミングを学んじゃおう!

はじめまして! プレスタ代表の溝口です。

大阪府茨木市で小学生向けのプログラミング教室をやっています。

プレスタとは“Play and Study”=『遊び』と『学び』の融合を表しています。

子どもたちにとって大好きな遊びこそが最高の学びである

という信念のもと、子どもたちに人気のロボット教材を利用したプログラミング学習をご提供いたします。

プレスタが目指すもの

2020年から始まった小学校プログラミング教育必修化を受けて、さまざまなプログラミング教室やロボット教材が登場しています。

そんな中で、プレスタは流行り廃りではない真の論理思考力=「プログラミング脳」を鍛える教育を提供します。

子どもたちが夢中になって頭をフル回転させる「遊びが学びになる授業」です。

学ぶ喜び(Pleasure)を実感し、自分らしい個性(Style)の形成を促します。

猛スピードで変化する時代に流されることなく、自分のチカラで道をつくる人間に成長することを願って、プログラミング教室を開講しました。

ロボットでしくみを学ぼう!

ロボットで学ぶ『もののしくみ研究室』とは

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プログラミング教室プレスタでは、学研と学校教材メーカーの株式会社アーテックが開発した『もののしくみ研究室』というカリキュラムをご提供いたします。

『もののしくみ研究室』が優れているのは、その名の通り、もののしくみの理解や、ものづくりの背景にまで踏み込んだ内容で、単なるロボットづくりで終わっていないところにあります。

小学生向けのロボットというと、オモチャのような簡単なものを想像されるかもしれませんが、実際には大人がやってもやりごたえのある骨太な内容です。

実際、『もののしくみ研究室』とおなじロボットキットが、高専・大学などのプログラミング実習や、企業のものづくり研修の教材として使われています。

このような先進的な教材に、小学生のうちから触れることは大きなアドバンテージとなることでしょう。

プレスタの3つの特徴

プレスタでは、『もののしくみ研究室』のカリキュラムを効果的に進めるために、次の3つの特徴を有しています。

  1. 生徒と先生の距離が近い少人数レッスン
  2. ものづくりの背景から学ぶカリキュラム
  3. 自分の頭で考えさせる「教えない授業」

生徒と先生の距離が近い少人数レッスン

大人数の集合教育ではなく、生徒一人ずつと向き合いながら個別指導する少人数レッスンです。

先生一人に対して生徒は最大3名までとしており、ほぼマンツーマンの指導体制を取っています。

生徒が先生に気軽に声をかけやすく、先生は生徒の様子を間近で見ながらフォローします。

生徒と先生は、ロボットという作品を一緒につくり上げるパートナーのような関係といっていいでしょう。

ものづくりの背景から学ぶカリキュラム

一般的なロボットプログラミング教室では、ロボットの組み立て方やプログラミングの仕方を教えることに特化しています。

しかしそれだけでは、そのロボットが何のためにつくられ、何の役に立つのかという根本が抜け落ちてしまいます。

身近に存在する道具をモチーフにしたロボット製作をすることで、利用シーンを具体的にイメージでき、もののしくみがどうなっているのか気付くことができます。

自分の頭で考えさせる「教えない授業」

「教えない」とは、何もしないことではありません。

ロボットは、パーツを組み合わせることでいろいろな形に変化させることができます。

プログラミングは、工夫次第でより複雑な動きや表現をロボットにさせることができます。

自分好みのロボットを作り出す発想は、自分の頭の中でしかできません。

子どもたちが自分の頭で考える時間とヒントを与えるのが、プレスタの「教えない授業」なのです。

コース・受講料・開講日

一年ごとにレベルアップする3年間のコースです。

上の表を拡大する

対象年令

開始月に小学3年生、4年生、5年生、6年生のお子さん

(中学校進学後の継続は可能です)

学年別クラスではなく、対象年齢のお子さんが一緒に学びます。

受講に必要な諸費用

コース名教材費(年1回)*月謝※
1年目ディベロッパーコース28,000円11,000円
2年目マスターコース14,000円11,000円
3年目イノベーターコース14,000円11,000円

※ 2022年12月注文分から、仕入価格の上昇に伴い教材費を改定させていただきました。月謝は据え置きです。

入会金

9,000円(税込)

教材費・月謝

* 1年目の開始前にロボット教材の基本セットと付属品を。2年目、3年目の開始前にそれぞれ追加パーツを購入していただきます。

※ 月謝は、90分授業を月2回受講の金額です。

表示価格はすべて税込価格です。

開講日

開講日火・水・木曜日
受講回数月2回(曜日の組合せは自由)
時間帯16時30分~19時30分の間で90分受講
  • 授業予約システムにて、毎月2回の受講日時を予約していただきます。
  • 空席があれば、何回でも予約変更できます。
  • 空席があれば、曜日、時間帯は毎回変えられます。
  • 年末年始等は休校日がございます。また、諸事情により臨時休校する場合がございます。

予約システムで受講日・時間帯を選べます

受講日時はスマホ、パソコンから、24時間いつでも予約できます。

空き状況をみながら、お好きな日にち、時間帯をお選びいただけます。

▼予約システムの画面例▼

ご入会方法

まずは体験教室をご受講いただき、内容や講師がお子さまに合いそうか、よくご確認ください。

講師としても、できるだけ客観的な視点でアドバイスをさせていただきます。

そのうえでご入会を希望される場合は、対面でご入会方法を説明させていただきます。

ご入会時期

何月からでもスタートできます。

ご入会後にロボット教材を手配させていただき、ロボット教材のお引渡し後から授業の予約が可能になります。

講師紹介

プレスタ代表 溝口 光徳(みぞぐち みつのり)

システム開発の現場で、主に企業向けの情報システムの構築と運用サポートを担当していました。

プログラマー時代は、何万ステップにもおよぶプログラムコードを自分で開発したり、他人が作ったプログラムを検査するのが仕事でした。厳しい仕事でしたが、そこでプログラミングを鍛えられました。

子どもたちには、プログラミングでものづくりをする楽しさを知ってもらいたいと考えています。

略歴

  • 1971年(昭和46年)生まれ
  • 幼少時から現在に至るまで、ずっと茨木市民
  • 茨木東邦幼稚園、茨木市立太田小学校、茨木市立三島中学校、大阪府立春日丘高等学校を卒業
  • コンピュータ関連の仕事にあこがれて専門学校でプログラミングを学び、某銀行系のシステム開発会社に入社
  • プログラマー、システムエンジニア、システムコンサルタントを歴任
  • 商社向け情報システム構築や運用サポートを担当し、お客様の課題解決に奮闘
  • 一身上の都合で24年勤めた会社を退職し、フリーランスとして活動
  • 次世代を担う子どもたちのためのプログラミング教室開講を志し、現在に至る
  • 趣味は鉄道旅行。JR全線乗車したのが自慢
  • 茨木市内のコミュニティセンターで鉄道模型イベントを主催(ほぼ毎月開催)
  • 小学生の娘を持つ父親

保有資格(情報処理技術者)

  • 経済産業省認定「アプリケーションエンジニア」
  • 経済産業省認定「システム監査技術者」

プログラミングイベントでの講義風景(外部会場にて)▲

電車大好きな先生です

プレスタ代表の溝口は大の鉄道ファン!

鉄道の旅が大好きないわゆる「乗り鉄」です。日本国内と台湾の鉄道のほとんど全線を乗車しました。

上の写真は台湾新幹線とも呼ばれる台湾高速鉄道です。

鉄道趣味のおかげでテレビ出演しました。

ケーブルテレビのトーク番組からオファーをいただき、鉄道ファンの視点で鉄道の魅力をたっぷり語りました。

写真は番組MCのたむらけんじさんと。

鉄道模型サークル「鉄道模型で遊ぼう会」を主宰しています。

茨木市内でほぼ毎月、Nゲージやプラレールで遊べるイベントを開催して、電車好きな子どもたちや大人の鉄道模型ファンとともに楽しんでいます。

教室のご案内

プレスタ代表の溝口光徳が生まれ育った地元、茨木市に教室を開設しています。

高田町教室

大阪府茨木市高田町2番20号

高田町教室へのアクセス

  • 藍野大学正門向かい側、美容院ジラソーレ左手奥の突き当たりにあります(黄色いのぼり旗が目印)
  • 藍野病院、藍野大学アイノピアから徒歩1分、スーパーマルヤス宮田店から徒歩4分
  • JR京都線 摂津富田駅から高槻市営バス(宮田公民館経由)公団阿武山行きで土室南(はむろみなみ)バス停下車。バス停から徒歩4分
  • 駐車場はございません。教室前の路上駐車はご遠慮願います。近くにコインパーキング(タイムズ茨木東太田4丁目)がございます(駐車料金はご負担ください)。
  • 自転車は教室前に施錠のうえ駐輪してください。

お子さんが通いやすい地元の教室

私たちの教室は、住宅地の中にある小さな学び舎です。

藍野大学の正門前に位置し、すぐ近くに太田茶臼山古墳の豊かな森が広がっています。

交通至便な場所ではありませんが、そのおかげで喧騒から離れており、お子さんが安心して通えます。

通学、送迎に便利な地元の教室をお選びください。

近隣の小学校区

茨木市立太田小学校、西河原小学校、三島小学校、高槻市立土室小学校、阿武野小学校、赤大路小学校の校区から自転車で通える場所にあります。

校区内の主な町名:茨木市太田、花園、高田町、十日市町、東太田、太田東芝町、西河原、西太田町、西河原北町、五日市、城の前町、南耳原、三島町、三島丘、総持寺、三咲町、総持寺駅前町、高槻市阿武野、上土室、塚原、岡本町、土室町、氷室町、宮田町、赤大路町、大畑町、北昭和台町、幸町、富田丘町、富田町

無料体験教室のご案内

プレスタでは、ロボットプログラミングに興味がある親子向けに体験教室を無料で開催しています。

ロボットカーを実際に組み立てて、プログラミングを体験していただきます。

各回一組限定です。

恥ずかしがり屋のお子さんも安心してご参加ください。

  • 会場は高田町教室です。
  • 体験教室の受講は必ず保護者同伴でお願いします(お子さんだけの参加はご遠慮ください)。
  • 体験教室は各回一組限定で、先着順に受け付けます。
  • お時間は50分程度です。

無料体験教室でやること

ロボットカーの組み立てとプログラミング

ブロック運びロボットを、マニュアル通りに組み立てて、プログラミングします。

ロボットアームでブロックをつかんで移動できれば大成功!

ロボットプログラミング初体験におすすめです。

プログラミング教育や当教室に関する質問にお答えします。

なお、終了後にアンケートへのご協力をお願いいたします。

無料体験教室の日程

体験教室を毎日受け付けています(50分程度)

できるだけ、7日前までにお申し込みください。

満席等の場合は、別日程を調整させていただきます。

時間帯:10:00~19:00

上記以外の時間帯を希望される場合はお申込みフォームのコメント欄に希望時間を記入してください。

1dayプログラミング教室[有料]

プログラミングを気軽に体験できる、1日だけの教室を開催しています。

知的好奇心を刺激する楽しい授業に、親子でご参加ください。

[小学生IT入門教室]電車大好き × プログラミング

これからの時代に必須となるプログラミングにいち早く興味を持ち、楽しく取り組んでもらえるよう、子どもたちが大好きな鉄道をテーマにしたプログラミングを体験していただきます。

開催日程などの詳しい内容は、下記のページをご覧ください▼

よくある質問

小学2年生以下は入会できないのですか?

年齢の目安として小学3年生以上を入会対象としていますが、体験教室に参加していただいて、授業に問題なくついていけそうであれば入会可能です。まずは体験教室にご参加ください。

自分のパソコンは必要ですか?

パソコンは教室で用意しています。ご希望があれば、自分のパソコン(Windows、Mac、どちらでも可)を持参していただいても結構です(プログラミング用のソフトウェアをインストールします)。

パソコンを触ったことがないですが、大丈夫ですか?

基本的にはマウスとテンキーの操作でプログラミングできます。マウスの使い方からはじめて、徐々にステップアップしますので無理なく習得できます。

ロボットのセットは持ち帰れますか?自宅で復習できますか?

当教室ではロボットのセットを毎回持ち帰っていただきます。作成したプログラムは外部媒体(USBメモリー等)に格納して持ち帰りますので、自宅のパソコンを使ってロボットを動かすことができます。その際は、パーツの紛失、破損に気を付けてください。

ロボットのパーツを紛失、破損した場合はどうすればいいですか?

当教室で該当パーツをメーカーから取り寄せます。代金は実費負担していただきます。

お休みした時の振替はできますか?

授業予約システムで空席があれば、別の日に予約を取り直していただけます。

都合のいい日程の空席がなかった場合、一か月あたり2回の受講を確保できるよう、代わりの日程を調整させていただきます。

発達障害があるのですが、通学可能でしょうか?

発達障害と一口に言いましても、お子さんによってさまざま特性があるはずですから、一概に判断することはできません。発達障害の診断がないお子さんであっても、人見知りが激しい、人前だと緊張して普通に話せない、じっとしているのが苦手、ということはよくあります。

いずれにしましても、まずは体験教室にご参加ください。保護者様のお話を伺ったり、お子さんの様子を見させていただいたりしたうえで、望ましい対応をご相談させてください。

このほかのご質問は、お問合せフォームからお願いいたします。

プログラミングを学ぶべき理由

そもそも、なぜプログラミングなの?

小学生がプログラミングを学ぶべき理由について、プレスタ代表の溝口がいろいろな角度から考察しました。

参考にしていただければ幸いです。

子どもは勉強する理由がわからない

いつの時代も子どもは勉強が嫌い

昔も今も、親が子どもにかける言葉で一番多いのは「勉強しなさい!」ではないでしょうか?

よくある悩みベスト3

  • 学校から帰ってすぐに宿題をしない。あるいは宿題以外の勉強をしない
  • 自分で新聞や本を読んだり調べたりしない
  • 放っておいたらいつまでもゲームや動画ばかり見ている

「うちの子、このままで大丈夫かしら?」と不安を感じるのは、いつの時代も共通の親の悩みだと思います。

でも子どもにしてみれば、勉強する理由がわからないからやる気になれないのです。

なぜ子どもは勉強しないといけないの?

子どもに聞かれて答えに困った経験があるかもしれません。

難しい問題ですが、私ならこう答えます。

それは、大人になったときに自立して生きる力を身につけるため。

言い換えるなら「誰かに従うのではなく、自分の意志でやりたいことを自由にできる人生を送るため」です。

だからこそ、親は子どもに勉強してほしいと強く願うのです。

みずから学ぶ子に変身させる特効薬とは

親に言われてやるのではなく、自分からいろんなものに興味を持って勉強してほしい。

そうなるために、親はどうすればいいのでしょう?

その答えは

子どもが好きなことをトコトンやらせる!

自分で試行錯誤を繰り返すことで得られる学びがあり、思考力や集中力が自然と身に付きます。

「できることが増えるって、うれしい!」

「学ぶことは楽しい!」

自分でそう思えるようになればしめたもの。親がうるさく言わなくても、みずから学びを求めることでしょう。

応援すべきは「創造性がある好きなこと」

ただし「好きなこと」には二種類あるので気を付けて区別してください。

一つは消費するだけのもの。もう一つは創造性があるものです。

例えばケーキが好きだからといって、ケーキを買ってきて食べるだけでは何も残りません。これは消費するだけのものです。

しかし、レシピを見ながら自分でケーキを作ればその腕前が身につきますし、自分なりのアレンジを試したりもできます。これが創造性があるものです。

もうひとつ例を挙げると、ゲーム遊びは時間を消費するもので、プログラミングはアイディアを創造するものです。

違いがおわかりいただけましたか?

子どものやる気に火が付く「創造性がある好きなこと」を見つけて応援してあげましょう。

「子どもが好きなことがわからないんです…」

とはいっても「子どもが何に興味があるのかよくわからない」という親御さんがいらっしゃるかもしれません。

しかし、難しく考えなくて大丈夫です。

例えばお子さんが

  • 積み木やブロックなどの造形遊びが好き
  • 電車、自動車、飛行機、ロケットなどの動くものが好き
  • アニメや特撮ものに登場する秘密道具や巨大ロボが好き

ならば、ロボット工作にハマる可能性が高いです。

ゲームが好きならば、ゲーム感覚で学べるプログラミングに興味を持ちやすいと思います。

好きなことでかしこくなろう

上の写真のような「ロボットプログラミング」がいま人気です。

その理由は、論理的思考力を養う教材として優れているのはもちろんですが、子どもが「勉強している」という意識をもたずに自分から取り組めるのが大きなメリットです。

とはいえ、ロボットプログラミングに興味を示すかどうかは、やってみないとわかりません。

とにかく一度、体験させてみましょう!

「うちの子には難しいかも」と先回りせずに、チャレンジさせてみませんか。

眠っていた才能が目覚めるかもしれません。

ロボットプログラミングはまだ新しい習い事のため、親世代は未経験だと思います。

よくわからないからと敬遠するのではなく、子どもと一緒に勉強するつもりで体験されてはいかがでしょうか。

親が知っておくべき20年後の未来予測

AIは敵か、味方か?

20年後、今ある仕事の半分はなくなる。

こんな話を聞いたことがあるかもしれません。

人工知能(AI)の発達で、これまで人間が担っていた仕事がコンピュータやロボットに置き換わろうとしています。

すでに目に見えている例でいえば、電子書籍や音楽聴き放題(サブスクリプション)のサービス登場で、町の書店やレコード店が姿を消しました。

AIがあなた好みの商品を提案してくれますから、ショップの店員や営業マンの仕事は大幅に減ります。

自動運転のクルマが普及すれば、タクシー運転手やトラック運転手という職業が希少になるかもしれません。

自動翻訳の精度が向上すれば、翻訳家の出番はなくなりそうです。

そこを捉えて「AIに仕事を奪われる」と危機感をあおる論調が目につきますが、私はそうではないと考えています。

AIと仲良く生きる時代へ

AIは超人的な働き者で、与えられた仕事をきっちりこなす道具です。

いかにAIがすごいと言っても、あくまで人間の仕事をサポートする「道具」にすぎません。

その「道具」が面倒な仕事をテキパキと片付けてくれるので、人間はもっと複雑で創造的な仕事に専念できます。これは大きなメリットです。

AIと仲良しになれる人はそのメリットを享受できますが、AIを拒絶する人は仕事を失うか、面倒な仕事を安い報酬でやり続けることになるでしょう。

では、AIと仲良しになる(=AIを使いこなす)にはどうすればいいのでしょうか?

それにはAI(=コンピュータ)が使う言葉や考え方を知る必要があります。

そう。それがプログラミングです!

いまプログラミングを学ぶことは、20年後を生き抜く力を身につけることになるのです。

いま、プログラミングが注目される理由

20年後の未来を見据えて、子ども向けのプログラミング教育が世界的に注目を集めています。

しかしなぜ、プログラミングなのでしょうか?

上の図を拡大する

それは、プログラミングを学ぶことで次のような能力が鍛えられるからです。

ロジカルシンキング(論理的思考力)

ロジカルシンキング(論理的思考力)とは、物事を筋道立てて構成し、理路整然と考えられる力です。

例えば、池上彰さんのように「難しい物事を、やさしい内容に分解し、わかりやすい順番で説明できる力」といえばイメージしやすいでしょうか。

プログラミングをするには、まず「何をしたいのか」を決めて、それを完成させるためにどんな処理がいくつ必要で、それらをどの順番で実行するかを考えなければなりません。

これはまさに論理的思考力が試され、プログラミングを何度も訓練することで鍛えられるのです。

クリティカルシンキング(客観的な分析力)

クリティカルシンキングは批判的思考と訳されます。

その意味は、与えられた情報を鵜呑みにせず、常に疑いの目を持ち、客観的事実を洗い出して分析する力です。

例えば、家電量販店で「新製品のパソコンがどこよりも安いですよ」と店員に声を掛けられたとして、何の疑いもなくそのパソコンを買うでしょうか?

そのパソコンは本当に新製品なのか、本当にどこよりも安いのかという疑問を持って、パンフレットを見たり他店の価格を調べたりすることでしょう。

それよりなにより、自分は今パソコンが必要なのか、という前提も疑問ですよね。しっかり考えなければ無駄な買い物をしてしまいます。

以上は簡単な例ですが、クリティカルシンキングは社会生活を送るうえで当然持っておくべき思考力です。

プログラムがうまく動かないとき、このやり方で正しいはずだという思い込みを排除して、何が間違っているのかを冷静に分析し、修正する必要があります。

この思考の繰り返しでクリティカルシンキングが鍛えられ、問題解決能力が養われます。

ラテラルシンキング(自由な発想力)

ラテラルシンキングは水平思考という意味で、既成概念や固定観念を取り払い、自由な発想を促す思考法です。

例えば、2個のりんごを3人に分けるにはどうすればよいでしょうか?

それぞれ3等分して2個ずつ配るという方法が一般的な答えですが、もっと発想を広げれば、ジュースにして3杯に分けるという方法も考えられます。

固体のまま配らなければならないと思い込んでいたら、ジュースにするという発想は出てきません。

決まった答えがない問いに、答えをいくつも考え出せる柔軟な発想力を磨きます。

プログラミングは作り手の発想力でいくらでも発展させることができ、失敗しても何度でもやり直しがきくので、思いついたアイディアを次々に試すのにうってつけです。

プログラミングは未来に直結した学び

このように、プログラミングはさまざまな思考力を同時に発達させることができるので、非常に効率の良い教材といえます。

もちろん、プログラミング以外でも思考力を鍛える方法があると思います。

しかし、プログラミングほど誰もが興味を持ちやすく、未来の超情報化社会に直結した学びは他に見当たりません。

プログラミング必修化に期待してはいけない

小学校のプログラミング必修化で安心ですか?

ここまで述べてきたように、小学生のうちにプログラミングを学ぶことは、論理的思考力などを発達させるのにとても効果的であることがわかってきました。

また、IT人材不足が将来さらに深刻化するという予測を受けて、文部科学省の学習指導要領にプログラミングの必修化が盛り込まれました。

2020年度からすべての小学校でプログラミング教育が始まったのです。

「小学校でプログラミングを学べるなら、わざわざ外で習わせる必要はないわね。」

もしそう思われたのなら、この続きを読んでください。

小学校の授業時間が足りない!

プログラミング教育が必修化されるといっても、プログラミングという教科が増えるわけではありません。

算数などの既存教科の時間を使って学ぶことになっていますが、時間数の少なさは否めません。

さらに問題に輪をかけるのが、英語の必修化です。

全体の授業時間は増えないのに、教える内容が大幅に増えるのです。

一体どうやりくりすればいいのか、小学校の現場はてんてこまいのようです。

先生たちはプログラミングの教え方を知らない

さらにいえば、現在の教員はプログラミングというものを学んでいません。

今までなかったのですから、それでよかったのです。

個人的に勉強した先生がいるかもしれませんが、教え方はこれから手探りで編み出すことになるでしょう。

英語であれば子ども向けの教材がすでにたくさんありますが、プログラミングの教材は書店を探してもまだ少ない状況です。

学校や先生によって、教える量やレベルに相当なバラつきが出ることが懸念されます。

授業不足を補う課外活動の必要性

このような状況を見越してか、文部科学省が発行している「小学校プログラミング教育の手引」には、教育課程外の活動として「学校外でのプログラミングの学習機会」について言及しています。

このなかで、

学校の教育課程に位置付くものではありませんが、地域や企業・団体等においてこれらの学習機会が豊富に用意され、児童の興味・関心等に応じて提供されることが期待されるところであり、各学校においても、児童の興味・関心等を踏まえ、こうした学習機会について適切に紹介するなど、相互の連携・協力を強化することが望まれます。

小学校プログラミング教育の手引(第二版)- 23ページ

と記載されており、学校内だけに留まらないプログラミング教育の機会を求めています。

IT教育の格差が広がっている

一部の私立小学校や公立の先進校では、数年前からプログラミング教育を導入して一定の成果を上げています。

つまり、先進校とそれ以外の一般校の格差がすでについているということです。

お子さんが通っている小学校は、プログラミング教育を推進していますか?

オンライン授業はスムーズに行えていますか?

「まわりがまだやっていないから、しなくても大丈夫。」ではありません。

子どもたちは将来、それこそ世界を相手に生きていくのですから、自宅から半径数キロの視点で考えていては判断を誤ります。

アンテナを高く立てて、お子さんに本当に必要な教育は何なのか、よく見極めてください。

しくみを知らなくても使えればいい?

子ども向けのプログラミング教育は、職業プログラマーを育成するものではありません。

ロジカルシンキング(論理的思考力)等を鍛える手段としてプログラミングを利用するのです。

それではなぜ、小学生のうちにプログラミングを学ぶべきなのでしょうか?

魔法の世界に生まれた子どもたち

今の子どもたちは、生まれたときからスマートフォンやインターネットがある環境で育っています。

幼児期に、絵本代わりに動画サイトを見たり、スマホアプリで遊んだりするのは珍しいことではありません。

ご家庭によっては、

  • 床の上をお掃除ロボットが動き回っている
  • 声でテレビなどの家電製品を操作している
  • 帰宅途中にスマホで自宅のエアコンを付けられる
  • お留守番のペットの様子を外出先からスマホで見られる
  • aiboのようなペットロボットを飼っている

といった環境がすでにあるかもしれませんね。

親世代の子ども時代と比べたら、これはもう魔法の世界と言っていいのではないかと思います。

子どもたちはこのような現実をどう理解しているのか、とても気になるところです。

しくみを知らなくても困らない?

デジタルネイティブの現代の子どもたちは、スマートフォンやタブレット端末といったIT機器をいとも簡単に使いこなします。

しかし、身の回りの便利なものが、どういうしくみで動いているのか意識することはありません。

魔法じゃないことはわかっていても、きちんと説明するのは大人でも難しいと思います。

「しくみなんか知らなくても、使えればいい。」

そういう考え方もあるでしょう。

ところが小学校の勉強は、簡単にいうと、世の中のしくみを学ぶためにあります。

  • 国語は文字や文章のしくみ。
  • 算数は数や計算のしくみ。
  • 理科は自然界のしくみ。
  • 社会は地域や産業のしくみ。

どれも欠かすことのできない基礎知識ですよね。

「しくみ=原理原則」あるいは「しくみ=普遍的な常識」と言っていいでしょう。

しくみを学ぶことがいかに大事か、おわかりいただけると思います。

しくみの理解に役立つプログラミング

プログラミングを学ぶことは、しくみを理解するのに役立ちます。

なぜなら、現代のあらゆるものがプログラムで動いているからです。

ここで突然ですが、駅の自動改札機を思い浮かべてください。

かつては駅員さんが改札口に立って、紙のきっぷを目で見てチェックしていましたね(親世代もその時代を知らないかもしれませんが)。

それが磁気のきっぷを通す機械になり、いまではICカードをタッチするのが主流になりました。

子どもと電車に乗るときに「自動改札機はどんなときに扉が開いたり閉じたりするのかな?」と聞いてみてください。

子どもなりにいろいろ考えて答えてくれるはずです。

なかなか言葉にできなかったり、無茶苦茶な答えが飛び出すかもしれませんが、叱らずに聞いてあげましょう。

正解を教えて覚えさせるのではなく、自分の頭で考えさせることが大事です。

プログラミングを学んでいれば、具体的な処理手順を想像しながら考えるようになるでしょう。

小学生の発明家がどんどん生まれる時代へ

「子どもだからできない」というのはもはや時代遅れ

スポーツの世界では、小中学生のジュニア世代が世界を相手に戦っているのは珍しいことではありません。

幼少のころから英才教育を受けた特別な子どもなのかもしれませんが、並みの大人では歯が立たない、ずば抜けた才能を開花させていますよね。

スポーツ以外の世界ではどうでしょう?

ものづくりとか発明というと、以前はそれなりの場所や設備が必要でしたし、それに見合う資金も求められました。

しかし現在は、パソコンとインターネット、プログラミング能力があれば誰でもアイディアをカタチにできるようになりました。

もちろんそれが小学生であってもです。

怖いもの知らずの小学生の突破力

子どもは大人のように先の先を読んで行動することが得意ではありません。

しかし、そのおかげで、物怖じせずに大胆なチャレンジができる突破力があります。

好奇心旺盛な小学生のうちにプログラミングを学び、もののしくみに興味を持って考えるクセをつけることは、一生の財産になります。

これは、親から子への最高のプレゼントです。

これからはもしかすると、小中学生の発明家がどんどん登場する時代になるのではないかと、私はひそかに期待しています。

時代遅れの『常識』に染まる前に動き出そう

ちなみに、高校生、大学生、社会人になってからプログラミングを学ぶことは、もちろんできます。

しかしながら、それまでに身に付いた(時代遅れの)常識や、間違えるのが恥ずかしいという意識が邪魔をして、自由な発想を妨げられがちです。

また、年齢が上がるにつれて、プログラミングを学ぶ目的が発想力を養うためではなく、職業的なプログラミング能力を鍛える方に重点が移ります。

そのうえ、プログラミング以外にやらなければならない勉強、部活動、仕事が増えて、十分な学習時間の確保が難しくなります。

このような理由から、プログラミングで思考力・発想力を鍛えるなら、なんといっても小学生時代が効果的なのです。

やってみなければ始まらない

「プログラミングって、なんだかむずかしそう。」

そんなイメージをお持ちかもしれませんが、一度さわってみれば、

「思ってたより簡単!」

「プログラミングって楽しい!」

と気付くかもしれません。

まずはどんなものか、体験だけでもしてみてはいかがでしょうか。