新型コロナウイルスが国内でも大騒ぎになりだした2020年2月。
外出自粛要請でどこへも出かけられないので、撮りためた写真を整理することにしました。
とはいえ、膨大な写真をただ片付けるだけじゃあモチベーションが上がらないので、「手持ちの写真を売る」ことを思いつきました。
プロカメラマンでもないのに写真が売れるのか?
私自身も半信半疑でしたが、ものは試しということでチャレンジしてみました。
ネットで写真を売買するしくみ「ストックフォト」
写真を売買するには「ストックフォト」サイトを利用するのが便利です。
ストックフォトとは、その名の通り「写真の貯蔵庫」で、サービス提供しているサイトが国内外にいくつもあります。
代表的なサイトとしては
- PIXTA(ピクスタ)
- shutterstock(シャッターストック)
- Adobe Stock(アドビストック)
- Snapmart(スナップマート)
- photolibrary(フォトライブラリー)
- 写真AC(しゃしんエーシー)
などが挙げられます。
ストックフォトの販売価格と報酬の相場
写真を売買する流れは次のようになります。
まず、写真を売りたい人は、ストックフォトサイトに登録して写真を投稿します。写真が売れたら報酬を受け取れます。
写真を買いたい人は、欲しいイメージの写真を検索して、使用料(=販売価格)を払ってダウンロードします。
販売価格から、各サイトが定める料率や手数料を計算した金額が報酬になります。
販売価格の相場は、ストックフォトサイトによって大きく異なります。
- 一般レベルの写真を売るサイトだと、一枚数十円~数百円。
- プロ級の写真を売るサイトだと、一枚数千円から、ものによっては数万円。
一枚単位の課金ではなく、月額課金のところもあります。
販売価格が高いサイトほど、報酬もたくさんもらえるわけですが、当然ながらハードルが高くなります。
無料ダウンロードで人気の『写真AC』
私は自分のブログやチラシに掲載する写真を、「写真AC」で入手しています。
▼こんな素敵な写真も「写真AC」でGetできます。
「写真AC」公式ページには、次のように記載されています。
「写真AC」は、グループサイト含め総会員数500万人を超えるフリー写真のダウンロードサイトです。
人物、ビジネス、生き物、花・植物、食べ物・飲み物、町並み・建物など、様々な写真素材をフリーでダウンロードしてお使いいただけるサービスです。
ユーザーは、プロのデザイナーや、街のお店や学校、会社や官公庁、テレビ局から個人まで実にさまざまです。
500万人もの会員がいることからも、写真の需要が旺盛なことがよくわかりますね。
「写真AC」のいいところは、好きな写真を一日9枚まで、無料でダウンロードできることです。
写真素材|無料素材のフリーダウンロードサイト【写真AC】をチェック!
無料と言ってもあなどるなかれ。
あらゆるジャンルの写真が網羅されているので、欲しいイメージの写真が必ず見つかります。
無料で使い勝手がいいので、とても人気があるサイトです。
実際、「写真AC」で見たことがある画像をネットやチラシで見かけることがよくあります。
『写真AC』なら誰でも気軽に写真を売れる
「写真AC」のもうひとついいところは、写真を買うだけでなく、売るのも簡単なことです。
カメラさえあれば誰でも気軽に投稿できますよ!
写真ACでは、一般のクリエイターがご自身で撮影した写真をご投稿いただいております。
プロのカメラマンから会社員、主婦や学生の方など、写真はただの趣味だったけど、写真ACを始めてから撮った写真でお小遣い稼ぎができるようになった!という方が多数いらっしゃいます。
あなたも仲間になりませんか?
使用するカメラはスマホやコンパクトカメラで十分です。
もちろん、ミラーレスや一眼レフであれば、より有利なのは言うまでもありません。
写真を投稿すると審査があります。とはいっても難しくないのでご安心を。
明らかにピンボケしていたり、構図が傾いていたりするのはダメという程度のことです。
普通の人が見て「きれいに撮れてるね」と言うレベルの写真であれば大丈夫。
ただし、撮影禁止の場所や建物、著作権や肖像権に引っかかるような被写体はどんなにきれいでもNGです(許可を得ていることを示せばOK)。
『写真AC』の報酬はいくら?
「写真AC」では、投稿した写真がダウンロードされるたびに報酬が加算されます。
ダウンロード1回あたりの報酬は、
- 人物写真:10ポイント
- 人物以外の写真:3ポイント
1ポイント1円として、5,000ポイントから換金申請ができます。
「エッ、たった3円!?」
と思われたかもしれませんね。
確かにめちゃくちゃ安いですが、素人カメラマンの写真でもたくさん投稿すればたくさんダウンロードしてもらえるので、意外と稼げますよ。
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素人の写真が売れるのか試してみた
具体的にどれくらい稼げるのか、私自身の実績でお見せしたいと思います。
「乗りテツねっと」というニックネームで登録しています。よかったら下の画像をタップして見てくださいね!
2月下旬にクリエイター登録をして、3月から4月にかけて手持ちの写真を50枚投稿しました。被写体は主に電車、駅などの鉄道関係と観光地の風景です。
ちなみに、私は一眼レフカメラを持っていないので、スマホかコンパクトデジカメで撮影しています。
下は投稿した写真の一部です。
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最初の一か月の収益は予想以上
私の平凡な写真が売れるのか疑問でしたが、公開して2~3日でポツポツとダウンロードされるようになりました。
日を追うごとにダウンロード数が増えて、1ヶ月で500円の収益になりました。
パソコンの中で眠っていた写真がお金になるなんてウソみたいです。1回3円の報酬でも「塵も積もれば」馬鹿にできません。
たった500円と思われるかもしれませんが、写真を預けるだけで500円ですからね。
銀行の定期預金に100万円預けても、1年で20円しか利息が付かないのですから、どちらが割に合うかはいうまでもありません。
2ヶ月目の報酬も順調に増加
その後、少しずつ写真を追加して、2ヶ月経過時点で60枚公開しています。
累計収益は1,000円を超えました。
公開してしまえば放ったらかしで報酬が貯まるので楽チンです。
下の画像は、2ヶ月間の累計獲得金額です。
もっと写真を増やせば、もっともっと稼げる感触があります。
単純に枚数に比例するわけではないですが、もし500枚投稿すれば月5,000円、1,000枚なら月10,000円稼ぐことも夢ではないでしょう。
これが半年、1年と貯まっていけば、結構な金額になりますね♪
報酬単価は安いですが、その代わり「コツコツと地道に稼ぎやすい」のが写真ACのメリットといえます。
どんな写真がよく売れたのか
50枚投稿した写真の中で、ダウンロード数が特に多かった写真を3枚紹介します。
大阪駅前の高層ビル群
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大阪環状線のホームから何気なく撮った高層ビルの写真ですが、これが私が投稿した写真のなかで一番人気です。
2ヶ月で60回もダウンロードされました。
ひと気がない駅のホーム
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普段は人でごった返しているJR大阪駅ですが、偶然にもホームに人が全然いない瞬間の写真があったので、写真ACに投稿しました。
在宅勤務や外出自粛の影響で、鉄道利用者が減っているイメージに使われてそうです。
2ヶ月で46回ダウンロードされました。
コンテナ列車と貨物駅
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これは貨物駅の風景を撮った写真。
正直パッとしない写真ですが、物流のイメージに使われるかもしれないと思って投稿したら、15回もダウンロードされてました。
【追記】私の写真がウェブメディアで使われてた!
この記事を公開した2日後。
「Yahoo!ニュース」に見覚えのある写真が出ていたので、まさかと思って調べてみたら、私が写真ACに投稿した画像でした▼
▼こちらの記事です(Tokyofm+)
https://tfm-plus.gsj.mobi/news/Ss5BcX5MjF.html
どうして自分の写真だと言えるかというと、横断歩道を渡る人影が完全一致していたのです。
投稿した本人が知らないところで、こんな大仕事をしていたなんて、ちょっと誇らしい気分。使ってもらえて嬉しいです。
高く売るには高いカメラと腕前が必要
もし、あなたが
- カメラを趣味としている
- 一眼レフカメラやレンズなどの機材が揃っている
- セミプロレベルの腕前がある
- 珍しい被写体の写真をたくさん持っている
- 高額の報酬を狙いたい
というのであれば、「PIXTA」「Adobe Stock」などの高額報酬を狙えるサイトにチャレンジされるといいと思います。
複数のサイトに登録することもできますので、自分に合ったサイトで収益化を目指していきましょう。
とはいっても、「PIXTA」「Adobe Stock」などの有料サイトはハイレベルなので審査が厳しいです。
アマチュアカメラマンが投稿しても大抵は審査で落とされます。
ひとまず、腕試しとしてチャレンジされるといいかもしれません。
シビアな世界ですが、当たればデカいです。実際、勤め先のお給料以上に稼いでいる人もいるようですよ。
カメラマンとしていつか独立したいという人は、ここから初めてみてはいかがでしょうか。
リスクなし! とにかくチャレンジしてみよう
いかがでしたか。写真販売に挑戦してみたくなりましたか?
クリエイター登録するのはタダですし、手持ちの写真を投稿するだけなら何のリスクもありません。
お金の報酬だけでなく、「自分の写真を欲しい人がいる」と思えるだけで励みになりますし、写真の整理も楽しくなってくるでしょう。
自分には無理なんて決めつけないで、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
下のリンクを押して「クリエイター会員登録」からはじめましょう!